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8月31日

情報が多すぎて、たくさんのお気に入りを集めるだけになっているから、思い切って削除して調べたいときに検索したらいいよな、と思った。
調べたサイトが役に立てば、これからもお世話になるかもしれないと、一回きりの付き合いが惜しくなり、お気に入りにしまい込む。
気づいたときには「なにこれ?」と忘れているのがお気に入りだ。

9月1日

他人の意見は参考程度、比べることもしないと決めているのに本を買うときはレビューを見て、同じジャンルの本と比べて買っていると気付いた。
この買い方をして数年経っている。
レビューを見ないで買っていたのに、いつの間にか流されていた。
これは他人が買ったものにすぎない、自分の意思で決めたことじゃないと知りショックを受けている。
でも、買うきっかけは他人の発信からで、それは仕方ないのかなと思う。
疑問を持ち、必要な書籍を探すときはレビューを見てから買うということになる。
これは良いのか悪いのか、最終判断は自分で決めるのだから、自分の意思だろうとも思うけれど、選ぶことは自分じゃなくて他人ありきになっている。
自分の頭で選んで自分の頭で考えることを忘れていることに気付いた。
結局、本屋に行って目で探し、手に取って目次を読んで見る。
そして、これだと思ったら買えばいい。ネットで選ぶから縦横無尽に駆け回って、関連性のない本にたどり着き、「いい本見つけた、お気に入りに入れとこう」と、アホな芸を披露している。

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あらすじだけ知っていれば十分、主人公の心情は必要ない。
これだと薄っぺらいことしか言えない。
小説は感情を読むことで、自分の心に問いかけながら言葉にしていくもの。
上っ面だけすくい取っても、何も残らない。
アンパンマンはお腹がすいている人に、自分の頭をちぎって食べさせるヒーロー。
「あー、そうなんだ、頭をちぎる変なヒーローだな」と。
自分の一部を犠牲にして助ける行動を、考えたことはあっただろうか。
アンパンマンはどうして自分の一部である頭を差し出すのか、考える人は少ないと思う。
そもそも子ども向けだし、大人は見ないよな。

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一緒に動きたくないんだよな。
大衆が右を向けば左を向きたくなる。避難とか職場では別だけど。
例えば言語化。最近よく耳にする、うるさい。
言語化できる人間は優秀くらいに思われているよ。
要するに今の気持ちを言葉にして、尚且つ分かりやすく言うってことだろう、めんどうだな。
すごい、おいしい、感動した、嬉しい、美しい、これでもいいでしょ。薄いかもしれないけど。
まあ、職種にもよると思うけれど、人前で話すことが多い人だと困るかもしれない。
テレビとかで「すごい、おいしい」だけで終わる人と「ソースのコクが口の中に広がって、あとからレモンの酸味が追ってきます、味わったことのない……」とかグダグダ言われてもなぁと。
表情でも分かるだろうし、音があるなら抑揚から感じ取れることも多いはず。
こんなことを言うのは、自分が言葉にすることが苦手だから言っているだけだ。

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