昨日新聞の読者投稿を読んでいたら、普通列車に乗っていて同年代くらいの男性に「おばあさんどうぞ」と席を譲ってもらったと。しかし、この女性は一瞬、誰のことだと考えたようだ、「おばあさんって?」

78歳、白髪。これだけで十分、呼称にふさわしい。

だけど私には孫はいないし、そう呼ばれたくないとある。孫のことなんて知るかよ。

その後、姉と妹に言うと、姉は「白髪だから」と笑い、妹は「失礼」と。

自分はなんと呼ばれたかったのかと考えたらしく、答えが出ないまま「他の人は高齢者にどのように声をかけているのか」で締めている。

これを読んだとき、おばあさんに変わりはないけれど、私ならいちいち「おばあさん」とは言わない。席を譲るなら「すいません、良ければどうぞ」くらいだろうか。なんで「おばあさん」なんて言ったのだろうか。丁寧だと思ったのだろうか。

少し離れていたらしいが、距離が云々じゃないし、離れているならわざわざ呼んでまで席を譲らないけどな。

でもさ、同年代の男性に言われたということはさ、男性は若いと言われることに自身を持って、見下しているだけだろう。お世辞とも知らずに変に自信がついてしまって、「おばあさん」と口にしてしまった。ただのアホ。

同年代に見えたなら、「じじいに言われたくない」くらい言ってやるのが本当の親切心だと思う。