年を取れば目つきが優しくなって丸くなるよね、とよく聞くようになる。
だからといって、性格が変わるかと言えばそうでもない。悪いものは悪いままだ。目つきは人の心は映さない。騙されるな、あいつの性格は最低だぞ。
接しやすくて話しやすい、話も楽しいとなれば、人が集まるし笑顔も多くなってみんなの幸せは私の幸せです、なんて言い出すのだろう。とんでもなく怖い。
私の苦手なタイプだ。どうしても疑いの目を持ってしまう。私の捻くれた性格の原因は、素直に受け入れることができないところにあるのだろう。「神社の鳥居は端を通りましょう」を信じている人くらい苦手。私は真ん中を通る派で、「端っこ通りなよ」なんて言われると「誰が決めたんだよ、神が決めたんか、どっかで習ったんか」と言い争いになったことがある。この手のタイプには絡みたくない(自分のことを言っている)
疑り深いことは悪くないと信じているが、友達はできない。仲良くなったとしても疑うのだから当然である。
ずっと孤独で暗くて、春先の草花が生い茂るとき、私は枯れてゆく。そんな自分が好きでたまらない。
周りから汚いだのゴミだの言われても、気にしない。本気では言っていないくせに、僻みだろと受け取る。